2:オーバーホールの必要性

 

NSR系のエンジンは非常に丈夫で長持ちしますが、酷使したり長距離を走ると消耗してきます。

今回紹介するエンジンは、手遅れな感じもしますが中古部品などで再生しました。

新品部品を使用すると8万円くらいかかるような気がします・・・。

 

図・クリックすると拡大するよ

説明

m-2-1.jpg (53969 バイト)

クランクから異音がするそうです。

シリンダーを外すとこの様に

傷だらけです。

 

m-2-2.jpg (34670 バイト) 当然ヘッドも傷が付いています。
m-2-3.jpg (75384 バイト) クランクケースを分解すると

ベアリングの保持器が分解しています。

ピストンの傷は、保持器の破片で

作られた物です。

m-2-4.jpg (52209 バイト) ケース内には金属分が堆積しています。

正常なエンジンでもクラッチかすや、

金属分が溜まります。

m-2-5.jpg (43718 バイト) 右側のクランクベアリングホルダーです。

ベアリングアウターレースが回っている

痕跡が残っています。

本来はケース交換ですが、ロックタイト

638最高強度で固定するとしばらくは

使えます。

m-2-6.jpg (76804 バイト) クランクシャフトの左です。

オイルシールのリップが当たる所が

磨耗して細くなっています。一次圧縮も

漏れてオイルが滲んでいました。

中古クランクが有りましたので

交換しました。

   
  2005/6/25