NSR50ポート加工(~95)最新版


1995以降のNSR50のシリンダーは、打倒TZM対策の為ポートタイミングが見直されよりレーシーに製作されています。

にもかかわらずストリートではもっと欲張ったものが要求されていますので今回新設計してみました。

この仕様でモトチャンプ(SS1/32・2Aクラス)に参戦しています。

手  順・概  要
ポートタイミングの設定

今回は高回転用なのでベースガスケットを

2.5mmにする仕様で設定しました。

圧縮が下がる分シリンダー上面を

フライス加工で落とします。

2mm落としました。

ツルピカです。
排気ポートを仕上げます。

上には少し上げるだけにして

横幅とベースガスケットが厚い分下側に広げます。

ある程度は滑らかに仕上げます。
ヘッドは燃焼室容積を調整するため面研磨と

ピストンの逃げ用にスキッシュを作成します。

容積は4.3cc程度です。

ピストンにハンダをおいてヘッドを組み

クランクを1回転します。

つぶれたハンダの厚さを測ります。

ノギスで正確に測定します。

今回は、ヘッドGK1mm仕様(薄い鉄4枚)で

ピストンクリアランスは0.8mm以上確保できました。

(0.8~1mm・場所により)

0.7mm付近からピストンとヘッドが干渉する恐れが

有ります。

11/23日試運転しました。 うっ!!速いです・・・
GK3枚、0.75mmでもOKでした。
NSRには特にお勧め。
SS1/32・ノーマルキャブで4.11秒くらい出ました。
   
  2004/11/24