12:ヘッド圧縮漏れの点検
ボアアップしたりしますとシリンダースリーブの幅が狭くなり圧縮漏れしやすくなります。
リザーブタンクに冷却水があふれる場合点検が必要です。
ベースガスケットが変形しても圧縮漏れしますので、適宜交換してください。
点検方法
ガラスに耐水ペーパー#400を水で貼り付けます。
ヘッド面にマジックインクなどでマークします。
軽くペーパー面を滑らせインクの残り具合を見ます。
インクが完全に残る場合はヘッドが歪んでいますので面研磨などの修正が必要です。
上の例ではまず大丈夫だと思いますが、ボアアップですと漏る可能性があります。
*ヘッドの歪む原因は、不適切な締め付けトルク・オーバーヒートが考えられます。
また、一枚仕様(0.25mm)のヘッドガスケットは漏りやすい傾向が有ります。
ヘッドを回転して均一になるように研磨すれば完璧です。